45歳からでも発毛ケアは間に合うか

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20代のときからコンプレックスだったおでこの広さ

10代の頃はまったく気にしていませんでしたが、私はもともとデコの広い方でした。気になりだしたのは、大学に入って髪型を自由にできるようになってからです。子どもの頃から通っていた近所の理髪店から街中のお洒落な美容室に代えたときは、入店するのに勇気がいったのを覚えています。

飛び込みで入った美容室の待ち時間にメンズカタログをペラペラとめくっていた時、載っているヘアスタイルと自分の髪の生え方にギャップを感じたのが最初です。

カタログに載っているヘアスタイルで自分がいいなと思ったものは、M字のデコではやれない髪型ばかり。そこから頭髪を気にするようになりました。

20代前半ではロン毛で前髪を垂らしたり、パーマをあてて雰囲気でごまかしたりしていましたが、20代後半からは結婚して育児にお金がかかるので散髪も行かず、妻に切ってもらっていました。

こういう生活でしたので、頭髪ケアなどほとんど手を付けず40歳になっていました。

AGA治療の開始は理髪店主の口コミ、ミノキシジル外用薬からスタート

40歳で現在の住居に変わって以来、お世話になっている理髪店の店長から紹介されたのが最初でした。

もうそのころには、客観的にみて「40歳にしてはちょっと早いんじゃない?」という印象を持つ程度にM字ハゲが進行していました。

3年ほどお付き合いしたころに、店長に何気なく「AGA治療ってやった方がいいんでしょうけど、費用が高くて諦めてます」と話したところ、実は店長が20代から個人輸入でミノキシジルを使用していることを教えていただきました。

ミノキシジル5%含有の外用薬、その名前を控えさせていただき、帰ってすぐに調べました。薬局で売っている発毛剤は1本4000円くらいでしたが、その外用薬は1本1000円ちょっと。国内相場のおよそ1/4の値段でした。

身近に使っている人がいるので個人輸入に対する心理的ハードルが低く、口コミを読み漁って副作用などのリスクを確認し、思い切って購入しました。

その塗布剤は現在も続けており、結果としては別の記事にも書いていますが「ミノキ塗布していない世界線の自分と比べてみるしかない」です。つまり、増えることはなかったということ。ただ、減るスピードが遅くなっている可能性はあり、でもそれを確認する手段はないというのが事実でした。

塗布開始後、初期脱毛はあった

頭髪のコシは強くなったような気はした

ミノキシジル塗布を2年半続けても生え際は後退した

生え際の後退スピードが遅くなったかどうかは分からない

個人輸入品なので安い

個人輸入のため効果や副作用は自己責任

ミノキ塗布だけでは、正直満足のいく結果にならなかった

個人で調べてフィナステリドにたどり着く

ミノキ塗布を続けて2年半、その効果が分からないままなんとなく薄毛が進行しているのは事実。なんとか進行を食い止めたいと思い、改めて発毛や頭皮について調べてみました。

外用薬・内服薬・頭皮のアブラ・頭皮の血流改善・食事による栄養摂取……いろんな情報を目にしましたが、最終的にたどり着いた答えは「どうやらフィナステリドを飲んでミノキシジルを塗るのが一番良さそうだ」でした。

頭皮のアブラ除去だとか頭皮を柔らかくしろだとか、カプサイシンをとって毛穴を開けだとか様々な情報が飛び交っていましたが、結局のところ、どうしても腑に落ちないことがあって……。

それはなにかというと、衛生環境や栄養のバランスの良くないであろうホームレスのような人たちでもふさふさの人がいることの説明がつかないことでした。

そんな中、薄毛のメカニズムを医学的にはっきりと解説している資料をみつけて納得しました。それは日本皮膚科学会のガイドラインです。

男性ホルモンである「テストステロン」が「Ⅱ型5α-還元酵素」の働きにより「ジヒドロテストステロン」に変化し、これが男性ホルモン受容体に結合して脱毛因子を誘導、毛母細胞の増殖が抑制され頭髪の成長期が抑制されるとのこと。

つまり、男性型脱毛症(AGA)はテストステロンがなければ起こらないことになるし、5α-還元酵素がなければジヒドロテストステロンが生成されることもないし、男性ホルモン受容体にジヒドロテストステロンが結合しなければ脱毛因子も誘導されないということ。

要はこの脱毛サイクルを完成させないことが抜け毛対策の根幹なのですが、これに有効なのがフィナステリドです。

フィナステリドは「テストステロン」を「ジヒドロテストステロン」に変換するⅡ型5α-還元酵素に対する阻害効果があることが分かっています。

フィナステリドは、日本皮膚科学会がまとめた治療法推奨度でA判定(強くお勧めする)の評価を得ています。ちなみにミノキシジル外用薬もA判定です。

※日本皮膚科学会ガイドライン 男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版より抜粋

これにより、薄毛治療の最適解は「フィナステリドを飲んでミノキシジルを塗る」と結論づけたわけです。

AGAはジヒドロテストステロンが毛根に結合することで脱毛因子が誘導され、脱毛が進行する

フィナステリドはテストステロンがジヒドロテストステロンに変異するのを阻害する

フィナステリド内服薬もミノキシジル外用薬も日本皮膚科学会の治療法推奨度A(強くお勧めする)判定

ミノキシジル塗布+フィナステリド服用の効果と副作用

私は2024年5月から個人輸入でフィナステリドのジェネリックを使用しており、効果も実感しています。まず明らかに抜け毛が減りました。枕に髪の毛が付着する本数がものすごく少なくなっています。また、M字部分の産毛が色づき、成長し始めているのが鏡越しで分かるようにもなりました。

ただし、副作用も実感しています。

それは性機能(勃起力)の減退です。

1回1錠(1㎎)を1か月ほど服用してみて、性機能にかなりの衰えを感じました。いわゆる半起ち状態です。正直既婚者で3人子どももいるため別にもういいような気もしますが、それはなんだか嫌だったので、ピルカッターで薬を半分に割って飲むようにしました。

すると、十分な性機能の改善がみられました。(よかった~)

ただ、日本皮膚科学会のガイドラインでは副作用の発現の頻度はかなり低く、正直気のせいレベルともいえるので、もしかしたら性機能の衰えはないのかもしれません。対して、同じく推奨度A判定のデュタステリドは性機能障害の発現確率が高率で、特に日本人男性に顕著という研究結果が出ていますので、副作用の忌避の意味でもデュタステリドよりはフィナステリドの方が有用ではないかと思っています。

ですので、いま私は1日1回フィナステリド0.5mgを服用し、朝晩2回ミノキシジルを患部に塗布しています。

私の場合、3年間のミノキ塗布だけでは生え際の後退が止められなかったのですが、フィナステリドの服用を始めたことでまず後退は止まり、生え際の産毛の成長が見て取れるまでに改善したことはものすごく大きいです。

ミノキシジル塗布だけでは薄毛の進行を食い止めることはできなかった

フィナステリドを服用すると薄毛の進行が止まった

産毛が抜けにくくなり、生え際が黒くなり始めている

フィナステリド1mg服用で勃起不全になってしまった(おそらく人による)

フィナステリド0.5mg服用にすると性機能が回復した(おそらく人による)

個人輸入品を服用しているため値段は安い

個人輸入品のため偽物や粗悪品であっても分からない

個人輸入品のため何があっても自己責任

まとめ AGA治療は通院か個人輸入か

当たり前ですが、個人輸入は自己責任です。効果のあるなしの判断はもちろん、せっかく仕入れた薬が偽物だったり粗悪品だったとしても判別がつかず、また副作用の症状が出た場合自己判断で病院にかかる必要があるなど、すべての責任がつきまといます。

これらすべてのデメリットに対するメリットは、なんといっても費用が安いことです。すべてのデメリットをひっくるめてもこちらのメリットが上回るという方のみ、個人輸入が選択肢に入ってくるでしょう。

AGA治療は毛根が死滅する前に取り掛かる必要があります。毛根が残っていれば、そこにアプローチすることによって発毛サイクルを正常に持っていくことが可能ですが、なくなってしまった毛根に対してはなんの対策もできません。

ですので、AGA治療はなるべく早期に始め、そして根気よく続けていく必要があります。が、しかしその分お金も時間もかかります。ミノキシジル塗布剤もフィナステリド内服薬も個人輸入で入手している私ですが、本音を言えば病院で医師の診察を受け正しい処方箋をいただき、治療にあたりたいです。

薬の真贋や効果の実感、副作用の把握と対処、適切な治療方針など、個人輸入の場合はすべて自己責任です。私は金銭的に通院治療を続けることができないので、やむなく個人輸入で治療をしています。お金に余裕のある人で、上記の内容に不安を覚える人はクリニック受診を強くお勧めします。

個人輸入は安いが薬の素性・効果判断、副作用の把握と対処、適切な治療方針などすべて自己責任

通院は、個人輸入に比べて費用は高いが薬の素性が明確、効果も写真判定で明瞭、副作用への適切な対処、適切な治療方針が明確

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