休みとわかっているのに遠慮なく電話をかけてくる人のヤバさ→「他責思考」

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どうも。今日はこちらが休みとわかっているのに、自分の都合で電話をかけてくる人達の心情について考察してみようと思います。

雇われのみなさん、休みは取れていますか? まずは労働基準法に定められた、労働時間に関する決まりを見てみましょう。

  • 労働基準法に定められた法定労働時間は1日8時間、週40時間。
  • これを超える労働は「時間外労働」となるが、上限は月45時間、年間360時間。
  • 特別条項を定めた場合、最大月100時間(残業+休日出勤の合計)、年間残業720時間までOK。

昨年度、私は特別条項めいいっぱい残業しました。それだけやって、年収がだいたい650万くらいでした。月給制ですが、時給に直すと1575円、残業は時間2070円くらいでした。

嫁さんはパートタイマーで、年収103万円を超えないように働いていますので、世帯年収はだいたい750万円でした。

750万円というと、地方の世帯年収でいうと裕福ではないにしろ、特別困ることもそんなにないという金額でしょう。

人によってはうらやましいと感じる金額かもしれません。とはいえ、我が家は3人子どもがおり、進学のステージが上がるたびに必要経費が増していき、借家で貯蓄ゼロの我が家では、これだけもらっても借金しないのがやっと、くらいの生活でした。

貯金がないのは、人生をめちゃくちゃハードモードにすることを身をもって体験しました。

それでも借金をしなくて済んだのは僥倖であり、それだけの給料をくれた会社に感謝のひとつもすべきなのかもしれません。

……なあんて、思ってはいけません。私という「人的資産」を会社は650万円でこれでもかと使い倒したのですから、関係性は50:50です。

しかしこの年収には、タイムカード外の業務が反映されていません。

それがタイトルにもある「休みの時にかかってくる電話」の対応です。

そんなの出なきゃいいじゃん、ですって?

まあそうなんですけど、現地工事に出ている人からの電話なので、99%困りごとの連絡です。

この業界で言われている合言葉みたいなものがありまして、トラブル発生時(変化点)には、

  • 躊躇なく止める
  • 遠慮なく呼ぶ
  • 来るまで待つ

という3か条があり、皆さんは遠慮なく私を呼んでいるんですね(爆)

この電話、鳴った時点で気が滅入ります。

休みの気楽な雰囲気が一瞬で仕事の空気感になり、トラブル対応がうまくできればよいですが、

工事中止や延期などになったときは、休み明けに上層部の詰めにあうのが確定するからです。

何を言っても揚げ足取りをしてくる、ドギツイ詰めです。

暇なんだろうな、こいつらは。

んで、本題です。

相手が休みだとわかっているのに電話をかけてくる人の心情です。それは基本的に以下のどちらかでしょう。

  1. トラブル発生でパニクって、指示を仰がないと動けない
  2. 現場で判断すると、何かあったときに責任を取らされるのが嫌

トラブル発生でパニクって、指示を仰がないと動けない

まあわからなくはないです。部活のバスケの試合で、急にボールを渡されて頭が真っ白になって固まってしまう人、いましたもんね。

自分はどんな状況に陥ってもその場で解を出し筋道を立ててクリアしてきましたので、こういう人たちの心情が正確に理解できているかは分かりませんが、彼らの根底にあるのは「他責思考」なんだと思います。

予定にないからわからない。聞いていないことは分からない。知らない。こんな状況になるかもしれないなんて知らされていなかったのだから、この件に関して自分は無関係。

責任を取るのはこの工事に行くように指示を出した上司の役目。

だから休みの上司に電話をかけても問題ない。なんなら、自分がこんなに苦しんでいるのに休んでいる上司はけしからん。いついかなる時でも電話にでるのが当たりまえ、このくらいに思っているかもしれません。

現場で判断すると、何かあったときに責任を取らされるのが嫌

会社は責任を取ってくれないと思っているから、自分で判断したくない。これも分からなくはないですが、でもこれって結局「他責思考」なんですよね。

会社が責任をとってくれないと思っているのに、現場にいる自分では判断しない。それって状況が悪くなるだけじゃないですか。だったら自分で判断して状況を変えていけばいいのに、それはしない。予定外の業務は自分の仕事の範疇外。

労働基準法などに定められている保護具の着用を違反したとき、処罰の対象になるのは経営者と違反者です。つまり責任は会社だけではなく、本人にも発生するということが法律の解釈です。そこに他責思考の入るスキはありません。

対価をもらって仕事をしている以上、責任はついてまわるものです。これを理解していないから、休みの上司に電話をかけてくるのでしょう。

休みの上司に電話をかけてくるのは悪か

私にはこの件に関して持論があります。

電話をかけてくる人達は「悪」ではないと考えています。

彼らは自分の身を守ろうとしているだけで、楽になりたい一心で電話をかけてきているのです。

それは人としてある意味普通の事でしょう。

ただ、このような行動に移ってしまうのは、従業員エンゲージメントが低いからではないでしょうか。

つまり、会社が従業員に対して十分な報酬や感謝、査定をしていないと考えられるのです。

会社の待遇に満足し、仕事に没頭していたら、万が一のトラブルであっても自分で何とかしようとするはずです。

だいたい、現場にいない上司に電話で指示を仰いだところで、やれることなんていくつかしか候補がないのだから、自分で考えても同じ考えに行きつくはずです。

はっきり言って聞くだけ無駄。上司が電話で解決できることは現場でも解決できるし、電話で解決できないことは現場でも解決できないのだから、自分で判断できるはず。

それをしないのは、職務怠慢と言わざるを得ないと思いますが、そうはいっても、結局はその思考に陥ってしまうような人材を育成してきた会社が悪いのだと思います。

他責思考は良くないが、そういう人材に育ててきた会社に問題がある。

これが私の考えです。

まとめ

休みだとわかっている相手に仕事の電話をかける行為は、基本ご法度です。とはいえ、それをしてしまうのは、会社がきちんと従業員のケアをしていないからだと考えます。

そのような会社に勤める上司なら、査定や報酬を正しく与え、感謝を伝えること(実際の報酬や査定はもっと上位の職制が握っているので、実行すべきは経営上層部)。部下であれば声を挙げ、受け入れられなければ転職すること。

他責思考で仕事をする従業員も休みを100%休みとして使えない上司も、どちらも不幸です。そんな会社に残るのはやめましょう。

私はネットで収入を得られる基盤を作るように動いています。

この記事が収益化できるわけではありませんが、自分の考えを世の中に発信することで見えてくることもあるかと思い、記事にしてみました。

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