日記回です。約1年前、部署は違うが先輩にあたる人(以下Sさん)から繰り返し恫喝を受けていたのを会社の相談窓口に訴えました。この結果、会社は相手方にけん責処分を下し、注意指導書なるものを発行しました。
その中の一文に「直接関わってはならず、どうしても必要な時は上司同席の下必要なことのみ伝えるようにしてください」
このような文面があります。それから1年間、彼が私に直接何かを話すことはありませんでしたが、一度キライになった相手(もともと好きではありませんでしたが)とは目も合わせたくないし、声も聞きたくありません。これって普通……ですよね?
私のデスクの向かいが課長・その隣が同職の係長なのですが、業務上必要なこともあり、Sさんはこの二人には時々話しかけます。その時、嫌でも私の視界に映りこんだり、声が聞こえてきたりしますが、これが意外と嫌なものです。
以下に私がSさんに対してしんどいと思っていることを書きます。
- Sさんが課長や係長に話しかけているとき、視界に入ったり声が聞こえたりするのが嫌
- フロアの近くのトイレは出くわす可能性があるからSさんが勤務中は入ることができない
- 昼休みに出入口で出くわすのが嫌だから、時間をずらして出ている
- 他のフロアなどから課長の内線をコールした時、Sさんが課長と話していたら勝手に課長の内線をとって何度か会話をせざるを得ないことがあった(3度)
誰でも当てはまることだとは思いますが、キライな人が近くにいる場合、動線を変えて会わないようにするというのは個人の自由で当然の処世術と思っているのですが、どうも会社側はこれを個人の甘え・わがままだと思っている様子。
私の勤める会社は本当にコンプライアンス遵守の意識が低く、私が中途採用されてからもうすぐ6年になりますが、その間に精神的な病で辞めた人は4人。そのうち退職代行を使った人が一人。その中には、Sさんによるパワハラが原因で辞めた人も含まれています。
つまりSさんがパワハラで訴えられたのは私で二人目。なのに会社は彼を解雇せず、被害者である私になにかと我慢を強いてきます。これがいかに異常でおかしなことか、中にいる人間には分からないんですよね。
私が採用された年は100人強いた社員(嘱託・パート・派遣含む)もいまや80人台。年間-3人ほどのペースで人が減っています。
利益を確定させるメイン事業の製造部の平均年齢は50歳を超えており、しかも一番若いのは係長である私で46歳。次の若い人は今年50歳(笑)
しかも現役に限って言えば7名ほどしかおらず、彼らがそのほかのバックオフィス含めた会社全体の利益を確定させるために最前線で仕事をしています。
それにもかかわらず、製造部の扱いはカースト最下層。
だからなのか、製造部の係長である私よりも安全推進室の主任であるSさんの方が立場も権力も上という意味のわからなさ。彼の許可がないと私は現場に出て作業することもできません。
現状の現場の仕事量は、係長である私も現場にでて工事をこなしていかなければ周らないほど多忙なのですが、現場に出るには安推の主任の定期講習を受けることが会社ルールとしてマストらしいです。
就業規則にそんなことは書いてないと思うのですが、とにかくそんなアホなルールが存在しており、私はそれを2回連続で拒否しています。そのことを会社は以下のように考えています。
「Sさんは1年間アンガーマネジメントを受け、会社と交わした注意指導書に従ったルール(私と直接かかわらない)を守っており、医者からも精神的に改善しているとのお墨付きをもらっている。だから彼は健常者である。
一方、パワハラを受けたと喚いているだけで心療内科の診察も受けず、暗黙のルールである安推の主任開催の定期講習を個人的な好き嫌いで拒否し、彼の批判ばかりしている私はただのわがままで会社を混乱させている。だから私の言い分に耳を傾けることは一切ない」
このようなことを言われたわけです。まあ確かに、表面上は相手は正しくて私がおかしなことをしていると取られても仕方がないように思えます。
しかし、私としては納得できるはずもありません。
「じゃあ性的暴行を加えられた女性に、相手は1年間通院して反省したからそろそろ加害者と一緒に仕事してもいいんじゃない?って言うんですか?」
とハラスメント対応の課長に問いただすと、「それは極端すぎる事例で、今回のことには当てはまらない」と返してきました。
まあこのあたりで、私は晴れて「ただのメンドクセーヤツ」に認定されたようなものです。
こんなクソ会社に居てやる必要もないと思っているのですが、ここで辞めるのもなんか癪なわけで。だからとりあえず心療内科を受けてやろうじゃないかと、そう思い実際に受診してきました。
結果はPTSD(笑)
問診表に答え、フローチャートに答え、カウンセリングに答え、医者の質問に答えた結果がPTSD。
実際の私の感情・気持ちの揺らぎ等鑑みたとき、正直自分では精神的にはなんのダメージも受けていないように感じていますが、Sさんが勤務中は特定のトイレに入れないなどの感情的な行動から判断すると、PTSDとなるようです。
まあこれも確かに一理あると思い、素直にこの診断書を受け取り会社に提出しました。
そこで担当課長からでた言葉がコレ。
「今後あなたはどうしたいですか? とりあえず有休消化で休みますか? それとも4日以上休む場合は傷病手当を申請して休むこともできますが、どうしますか?」
いや、待てい!
その前にまずは謝罪だろ!
「このような診断を受けるような状況にもかかわらず、お前のわがままだなんだと人を傷つけるようなことを言ってしまいすみません」だろ!
と正直思いました。
まあ、仕事のできないお飾り課長ってこんなもんなんだろうなと、悲しくなりました。
「とりあえず100時間以上残業してしまっているので、1週間ほど代休で休みます」
と答え、ああそうですかと。じゃあ前日に今後どうするか連絡してくださいと言われ、お飾り課長との会話終了。
そして今度は、同席していた直属の製造課長から質問。
「仕事的にはなにか要望はありますか?」
それに対して私は答えました。
「製造の全体日程管理と現場工事の詳細日程管理は、使う脳の領域・考え方が違うので両方をこなすのは無理です。これは2年前に一度断ったはずです。どちらか一方なら見ますと。それなのに今年度の部方針で改めて私にやらせることにしましたよね。
だから先月は127時間・今月も100時間を超えています。どうせ安推の講習も受けていないので今後は黙認されていた現場工事も行かないようにして、日程管理はどちらか一方にしてほしいです。
また、製造部で一番年下の私としては、このまま下が入ってこない場合の中長期計画を教えてほしいです。今の50代が定年を迎えたら製造部を潰すというなら、私も自分の人生を見直すので会社として5年後10年後どうするつもりなのかを教えてください」
このように話すと、課長はなにを思ったか
「係長の任を解いて現場に専念するのはアリですか?」
……はい?
何を言っているのか全く理解できませんでした。
そもそも課長が一人で日程管理をするのが難しい・職位に応じた業務に専念したいという考えから私を係長に抜擢し、日程管理の片棒を担ぐようにしたのが始まりで、いつの間にかほとんどすべての日程管理を私が見るようになっていったのに、私を管理からはずして課長はやれるんですか?
それに安推の講習を受けていないから現場に出られないと言っているのに、現場に出そうという考えが口をついて出る課長の頭のバグリ具合にも唖然としてしまいました。
そしてなにより、会社の行く末を案じている人間に対して、現場で捨て石になるのはアリですかと聞いてくる無能さ加減。
まあそんなアホなことを言ってくる製造課長とも話す気がなくなり、とりあえず休みますとだけ伝え、そそくさと帰宅。
本当に感じるのは、孤独と虚しさ。こんなに頭の悪い人達ばかりで構成された会社がなんと75年以上も存続していることが驚きです。
幸い転職サイトからヘッドハンティングはそこそこ来ているので、今なら転職は難しくないと思っているのですが、なんかいまひとつ踏ん切りがつかない自分もいて、どうやら私の頭の中もバグっている様子。
とはいえ、迷っている原因は分かっています。この会社に残ることで、自分はいずれ会社を動かす側の人間になるのは周りの人間のレベルの低さからほとんど明らかです。別に出世欲があるわけではありませんが、出世することによってもっと大きなビジネスチャンスに恵まれるわけで、そのポテンシャルは転職してしまってはおそらく手に入らないであろうことは想像に難くありません。
問題は、私がそこに行くまで会社が存続できているか、会社がどのような中長期プランを立てているのか不明なことです。
ネットビジネスに全振りして独立の道もあるかもしれませんが、実績ゼロでいきなり独立は正直自信がありません。
残留・転職に付随する形で独立のための足場作りをしていくのが自分の現状に即した道のりであると思っていますが、それは甘えかもしれませんし、そんな心持ちでは成功するものも成功しないかもしれません。
会社員から独立した人の生の声を聞いてみたいです。どうやってこの不安と向き合い、独立への道を突き進んだのか。まず0→1の成果をだす。この難しさを身に染みて感じているこの頃。
こんな長い文章を読んでくださり、ありがとうございます。どうにかして人生を好転させたいです。
では、また。
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