このご時世における昇給額からみる経営層のお考え

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弊社は賞与年2回、昇給年1回、企業規模100名弱の中小企業なのですが、6月は昇給の査定月でした。直属の上司には、ことあるごとに昨今の物価上昇傾向、政府要望、大手企業のベア情報等を伝え、今回の昇給は世論を反映したものにすべきだと訴えてきました。

課長に昇給額を決める権限はないんですけどね(爆)

そうはいってもわが製造部の査定を作成・提出するのは課長の役割ですので、経営陣と話す機会は必ずあるはず。そう思って私はことあるごとに課長に訴えてきました。

こうも私が昇給にこだわるのには理由がありました。自分がお金が欲しいのはもちろんですが、弊社にはこの数年で能力のある人間、若い人間、将来有望な人間が次々とやめていったという問題があるためです。

私が理由を聞けた人の辞めた理由は、人間関係:パワハラ:給与満足度=2:2:6といった感じでした。人間関係≒パワハラと考えればパワハラが4割を占めています。マジやばい会社ですね。どんな修羅の国だよ。

パワハラについての考察はまたの機会にするとして、今回は昇給の話です。有能な人材から辞めていき、平均年齢が50を超えてしまった弊社製造部。あ、製造部にパワハラをはたらくやつは一人しかいません。私が訴えて表舞台から下げてやったやつです。とはいえ、訓戒と私に話しかけることを禁止する処分しか与えられませんでしたが……。

話を戻しましょう。

人が辞めていく。この流れに歯止めをかける対策が必要ですが、人間の処分、こと正社員の処分となれば、なかなか手を出せないらしい(パワハラの人間も守らなきゃならないのかは不明)ので、人事面での対策は諦めよう。そう思ったかどうかは経営陣のみぞ知るというところですが、じゃあ効果的な対策とはなんぞや。

給与アップでしょう。

それしかないですよね? 特にわが製造部の辞めていった人の理由は給料への不満が第一位でした。若手は会社の将来性ややりたいことができたから辞めますという理由もありましたが、アラフォー世代の辞めた人間の100%が給料への不満でした。私も含め氷河期世代は、やはりお金へのこだわりが他の世代よりも強いような気がします。

また、つい1週間ほど前に、今一番能力のある部下が辞表を提出しました。彼もまた氷河期世代です。課長が話を聞いて一度は辞表を引っ込めてくれましたが、彼の辞職の理由もまた給与面への不満でした。

ここまでぼろぼろの体制、平均年齢50越えの超高齢化製造部がこれ以上人の流出を防ぐためには、給料を上げるしかありません。効果的な人事采配ができないのなら、給料で満足度を上げてやるしかないはずです。

普段重箱の隅をつつくような指摘をし、どんな小さなミスも許さないというような目でこちらを監視している経営陣が、人の流出を防ぐためにすべきことが給料アップ以外にないことをよもや見逃すはずがあるまい。

そう思っていた時期が私にもありました。

昇給の平均額はまさかの3000円。

30000円じゃないですよ。3000円。

私は平均+10%の3300円でした。

いや、社長は会社を潰したいようですね。

さすがの課長も時代を逆行するかのごときこの処遇にあきれ返っていました。

私は転職活動もしているし、副業やブログもやっていて、このふざけた会社からの脱却を目指し始めているのでそこまでショックを受けはしませんでしたが、一度辞表を引っ込めた部下の気持ちはいかほどかと考えたとき、彼を止める術はもうないなあと思いました。

こんなに先見の明がない経営陣のやっている会社、つぶれて当然だと思います。

皆さんの会社はどうですか? 時代の趨勢に見合った経営がなされていますか?

やっぱり、自分のオールを人に任せちゃいけませんね。自分の人生を生きるべく、インターネットの世界で仕事をするべきです。

インターネットはみんなに平等。チャンスも平等。あとはやるかやらないかと、少しの運。

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